ペーパーフィルターでコーヒーを淹れるコツとして、蒸らし時間は・・・、円を描くように・・・、粉は平らに・・・、一回の注ぐ量は・・・、などなど色々細かいルールや方法が紹介されていますよね。
しかしながら説明する人によって内容が違ったり(例:粉は平らにという方もいれば、山になるようにという方も)、ポイントが多くてすぐには覚えられない、という声をよく耳にします。
そのような小難しいことは置いておいて、以下の簡単な2点だけを守って淹れてみましょう。あらら、誰でも美味しいコーヒーを淹れることが出来てしまいます。
1. 100度近くのお湯で淹れない(沸騰したてのポットや、ヤカンから直接淹れない)
※沸騰後に少し冷ますか、別のコップやメジャーカップなどに移せばバッチリ
2. ケチらない(抽出量を多くしすぎない)
※一杯(150-180cc程度)の場合、12gぐらいがオススメ。
※濃いと思った場合、お湯で薄める。
これだけです。
簡単に理由を説明します。
1.熱すぎるお湯(96度以上)では、エグ味がたくさん溶け出してしまうからです。
2.ドリップの初期段階では濃くて美味しい成分が溶けたコーヒーが抽出されますが、後半では渋味の成分が多く溶けこんだコーヒーが抽出されてしまうからです。
コーヒー豆の美味しいと感じる成分を多く抽出し、まずいと感じる成分を出来るだけ抽出しなければ、美味しいコーヒーが淹れられます。上記2点は、抽出成分をコントロールするにあたって特に重要な項目なのです。
以上、コーヒーのドリップは、熱すぎないお湯で、ケチらずに切り上げましょう。
自分好みの美味しいコーヒーを淹れるコツは、またの機会に紹介させていただきます。